本研究室は、昭和53年に日本医科大学付属病院に附置された「付属病院研究棟」を源流とし「付属病院生命科学研究センター」への改名を経て40年以上運営されてきた施設です。平成28年に日本医科大学へ移管され、大学研究部共同研究施設に所属する8研究室の1つである「臨床系研究室」に組織替えがなされました。臨床各科の医師・研究者が臨床業務を行いながら研究にも従事できるラボとして活用され、多くの実臨床に繋がる研究成果を生み出してきました。これまでの歴史を引き継ぐとともに、新規の研究設備の整備や専従教育職の配置も得て、より充実した研究施設として成長を続けています。本学の教育理念である「愛と研究心を有する質の高い医師と医学者の育成」に資する附置施設として今後の益々の発展が期待されます。
臨床系研究室 室長 清家 正博
生命科学研究センター棟および丸山記念研究棟内に設置されており、分子生物学、病理組織学、生化学、細胞培養等の各種実験室に、次世代シーケンサーを含む分子生物学実験関連装置、病理組織標本作製装置、プレートリーダー、フローサイトメーター等が設置されています。また大型オートクレーブ、蒸留水作成装置設備も有し、臨床医の研究をサポートしています。